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資産形成のために「投資」が必要であることは何となく分かっているものの、多くの人が「投資には大きな手元資金が必要」「なんだかハードルが高い」と誤解して二の足を踏んでいます。しかし超低金利のいま、銀行の預金のみで貯蓄を図ることは効率的な方法とは言えません。

そこで今回は、投資にネガティブな印象を抱いている初心者にこそお勧めしたい投資信託の積み立てや、スマホ1つでできる投資サービスの概要を紹介します。

キーワードは「長期」「分散」「積立」

お金を貯める方法は「貯金」だけではありません。超低金利のいま、効率の良い資産形成を行うためには「投資」に挑戦することがますます重要になっています。

しかし、「投資」と聞くと、「限られた人がするもの」「数十万円、数百万円のまとまったお金がないとできない」「ギャンブルのようなもの」というネガティブな印象をお持ちの方も多いですが、それは誤解です。

投資には色々な種類がありますが、投資と聞いて多くの方が想像するのが、モニターに張り付き、値動きに敏感に反応する姿かも知れません。

このような投資は、短期間で利益を出すことを求める「投機」的なものがほとんどで、大金が必要である上、損失を出すリスクも大きく、初心者にお勧めできるものではありません。仕事を持つ初心者が投資をするには、少ない金額から始められ、かつリスクを抑えた投資方法がいいでしょう。

初心者でも取り組みやすい投資の始め方として、投資信託の積立投資がお勧めです。投資信託は商品1つで数百から数千の投資先に分散投資されているため、ある企業の株価が下がってもほかの企業の株価が上がるなどするため、リスクが軽減されます。しかも「長期」「分散」「積立」の原則を取り入れ、よりリスクを分散できます。

「長期」にわたって投資を行うことで、時間と共に膨らむ「複利の効果」が期待できます。利息にも利息が付くことで、時間が経過すればするほど有利です。つまり、時間を味方に付けた投資ができるのです。

「分散」は国内外の株式や債券といった投資対象(資産・銘柄)、地域(国)、通貨、そして購入する時間を分散することです。異なる値動きをするものに分散して投資をし、価格変動のリスク(不確実性)を軽減させることを狙います。

「積立」は、少額で始められるということに加え、購入のタイミングを分けることが目的です。投資信託の価格は「基準価額」といい、1日に1度決まります。1つの投資信託には株式や債券など数百から数千の銘柄が含まれており、それらの時価評価や利息、コストなどにより日々変動しています。

毎月100円程度から積み立て投資ができる

購入タイミングを分けて一定額を購入すると、高い時には購入数量を抑え、安い時に多くの口数を購入するなど、購入量を調整でき、長い目で見ると購入価格が平均化されます。急な値下がりなどが生じても、それによる損失を軽減することが可能になるのです。

この「長期」「分散」「積立」を活かした積立投資は、証券会社や銀行などの金融機関で始められますが、お勧めはネット証券です。手数料が安く、今では多くの証券会社で毎月100円程度から投資信託を積み立てられるようになっています。

ただ、100円ではなかなか資産が増えていきません。できれば無理がない3,000~5,000円ほどの金額から始め、慣れてきたら金額を増やして積み立てていきましょう。多くの金融機関は、毎月の積立額の最低ラインを1万円程度に設定していますから、毎月それくらい拠出できるようになると、投資先の選択肢もグッと広がります。

長期にわたって積立投資を継続するには、収入の管理がきちんとでき、毎月余剰金が出せていることが必要です。そして、投資だけで貯蓄を行っていると、万が一の時に使える現金が手元にないという事態に陥ってしまうので、貯金をしっかり作ることも大切です。貯金が少ないと感じる方は貯金をしつつ投資も並走させると、長期投資の恩恵を受けやすくなります。

スマホ1つで投資できるサービスが続々登場

このようにお伝えしても、「やっぱり投資は難しそう」「抵抗がある」と感じる人もいると思います。その気持ちを封じ込め、無理に始めてくださいという訳ではありませんが、一度は体験してみてほしいと思います。いまではその仕組みも充実しています。

例えば、コミュニケーションアプリのLINE。そのウォレット内に「スマート投資」が設定されており、「ワンコイン投資」を選ぶと500円から投資信託への積み立て投資ができます。

このほか、スマートフォンアプリに「トラノコ」というおつり投資のアプリがあります。これは家計簿アプリに登録されているクレジットカードから出るおつりを投資しようというものです。おつりの基準は100円単位、500円単位、1,000円単位で設定ができます。例えば、270円のコーヒーを買った場合、おつりを100円で設定していれば300円使った想定で30円がおつりにカウントされます。500円の設定なら230円、1,000円の設定なら730円です。そのカウントされたおつりが月に一度、登録している銀行口座からトラノコの投資に回されるという仕組みです。

どちらも証券口座を作ることにはなりますが、アプリからのリンクで分かりやすく誘導してくれます。また、「LINEスマート投資」では購入する商品を選ぶ必要がなく、「トラノコ」ではリスク許容度に合わせて3つから選ぶだけで簡単です。投資を始めるきっかけとしては、良いものだと思います。

さらに、ポイント収集が趣味という人には、ポイント投資もお勧めです。ポイント投資には現金を運用するタイプと、ポイントを運用するタイプがあります。よりリアルなのが現金運用型で、楽天ポイントやTポイント、Dポイントなどを投資信託などの購入資金に充て、運用します。こちらも、本格的に投資を始めるきっかけになるでしょう。

どこでどのような投資をするかはあなた次第ですが、無理のない少額からの投資は、ゆくゆくはあなたの資産へと繋がるものです。ここで紹介したサービスは、必要な資金を作るためのきっかけになるでしょう。

投資に慣れてきたらきちんと証券口座を開き、自分で商品を選んで投資するようにしましょう。というよりは、上記のようなサービスを利用して投資をしていると関心が湧き、自然とそのような行動に繋がるはずです。


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