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「お金に働いてもらう」ことが必要な理由

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親世代の言うことを聞いて真面目に貯金をしていても、なかなか残高が増えていかないと感じることはありませんか?この記事では、 時間を味方に付ける長期投資によって「お金に働いてもらう」ことが必要な理由を解説します。

貯金は効率の悪いお金の貯め方に

「将来に備え、お金を貯めておきたい」

家計相談に来られるお客様の中には医師の方も多くいらっしゃいますが、皆さん大体このように言います。開業資金のことや老後のこと、結婚、子育て、奨学金の返済、憧れの暮らしなど、お金を貯めたい理由は人それぞれです。

そしてお金を貯める手段として、いままでは多くの方が「貯金(預貯金)」を選択していたと思います。

私たち日本人は「貯金好き」と言われ、資産を現金で持つ人が多い人種です。今から30~40年前なら預貯金の金利は4~6%ありましたし、それ以前には8~9%という時代もありました。そのような時代には、下手に投資を始めなくても、貯金だけで十分にお金を増やすことができました。10年ほど預ければ資産は約2倍になるという威力ですので、貯金だけしておけば間違いのない時代があったのです。

しかしながら、日本の経済を取り巻く状況はがらりと変わりました。

現在、普通預金の金利は0.001%ほど。10万円を1年間銀行に預けても、利息は1円にしかなりません。普通預金より金利が良い定期預金でも0.01%ほどです。この「超低金利」がもう何年も続いているのです。これでは10年預けても、20年預けても、お金はほとんど増えません。昔とは違い、貯金は効率の悪いお金の貯め方になってしまったのです。

時間を味方に付ける長期投資

貯金の効率が悪いことについては、お金の専門家が色々なところで口々にお伝えしています。ですが、昔の金利の良い時代を過ごした世代の方は、いまだ「お金を貯める=貯金」という考え方から抜け出せていないようです。この記事をお読みの方も、親御さんから「貯金しなさい」と言われてきたのではないでしょうか。それは昔であれば大正解ですが、いまは違うのです。

では、効率が良いお金の貯め方とは一体どのようなものでしょうか。

それは「投資」です。投資はよく、「損をする」「儲けても不労所得だからあぶく銭」などと敬遠されがちですが、実は方法次第で年利2~6%などと、預貯金よりも高い利回りで運用可能です。多くの人が間違って飛びつくような儲け目的の「投機」ではなく、じっくりゆっくりお金に働いてもらって増やしていく方法が最適です。

このような投資は、「長期」「分散」「積立」で行います。一番のメリットは時間を味方にできること。時間を掛けると、利息にも利息が付く複利によってお金が増えるスピードが速まり、お金が雪だるま式に増えていくのです。

国も独自の非課税制度を作り、国民にこうした投資による資産形成を勧めています。TVコマーシャルや雑誌、新聞などで見かけたことがあるという人も多いはずです。

じっくりゆっくり取り組む投資と言えども、価格が上下するリスク(不確実性)や元本割れのリスクもあります。預貯金とは違って元本が変動しますので、その理解は必要です。それでも、この超低金利の時代に2~6%の利回りを狙える可能性は見逃せません。

お金に働いてもらう上で重要な「単利」「複利」とは?

金利は「単利」「複利」の2種類があります。
金利を考える場合に、見逃せるものではありません。

単利は元本に対して発生する利子です。
仮に、元本100万円を1年単利5%で運営するとすれば、
1年で発生する利子が5万円です。
5年運用するとすれば、5万×5で25万の利子になります。

複利は、元本+利息に利息がつくものです。
例えば、元本100万円を1年複利5%で運用していく場合、
1年目の利子は5万円です。2年目の元本は「100万円+利子5万」で105万なので、
利子が5万2500円と増えていきます。

複利運用の金融商品は多くあるので、資産を増やすという点で考えるならば
複利で増やす商品を中心に考えていくのがベストです。複利を生かせる投資方法としては、長期投資が向いているとされています。

研修医ONLINEでは投資セミナーも開催しております。投資について分からない方でも理解していただけるような内容となっております。気になった方は是非見てみてください。

運用益でお金の価値の目減りをカバー

もしいま、積立貯金をしている人がいれば、パソコンで証券会社や金融庁などのホームページを開き、「積立シミュレーション」を試してみてください。例えば、「元本3万円/月」「年利3%」「運用期間20年」などです。

利回りの部分は実は一定になることはないので、実際はそのシミュレーションとはやや異なりますが、投資による成果の目安にはなります。恐らく右肩上がりに上がり、「運用益」と表示されている部分がどんどん大きくなっていることでしょう。明らかに積み立てで貯金しているのとは異なっているはずです。この部分が「投資でお金が働いている」部分です。年数が経てば経つほど、大きく伸びているのではないでしょうか。

いまは国がインフレを狙っていることから、今後、物価が上がりお金の価値が下がってしまう可能性は大いにあります。例えばいまの1万円札が、何十年後かに9,500円の価値になっているかも知れません。投資は運用益でこういったお金の価値の目減りもカバーしてしまうのです。

ただ、お金が働いてくれるからといって、全てのお金を投資に回しなさいという訳ではありません。数年のうちに使う予定のある資金や新型コロナウイルスの感染拡大のような有事の際に生活を維持するためのお金など、投資よりも現金で持っておいた方がいいものもあります。開業資金なども、現金で持っている方が良い場合が多いでしょう。

近いうちに使うお金は別にして、しばらく使わないお金で投資してみることは前向きに考えてみるべきでしょう。時間を味方にし、お金を上手に働かせていくのです。ただし、間違った方法で投資を始めると、思いがけない損を被ってしまうかも知れません。実際に投資を行う前に、少しは知識を身に付ける必要があるでしょう。

このコラムでは今後も、投資に関する情報を学んでいきます。興味のある方は、楽しみに待っていてください。


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