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不動産投資の初期費用は?

Q.2年目の研修医です。同期が続々と不動産投資を始めているようです。投資用に物件を購入するにはまとまった初期費用がかかると思うのですが、一体どのくらいの金額を用意するものなのでしょうか。私は手軽そうなワンルームマンション投資に関心があります。

A.物件価格の8〜10%の資金を準備するのが望ましいです。

投資物件を購入する際は、物件の購入代金とは別に仲介手数料や印紙税、登記費用、ローンの事務手数料、損害保険料などの諸費用を支払わなければなりません。諸費用は、一般的に物件価格の8〜10%です。仮に2,000万円のマンションに投資するのであれば、160万〜200万円の諸費用がかかります。頭金を準備せず、購入価格2,000万円の全額を不動産投資ローンで賄うにしても、諸費用は現金で準備するのが理想です。

ただし、諸費用を支払える金額が貯まったとしても、不動産投資を始めるタイミングは慎重に検討しましょう。投資物件を購入した後は、家賃の滞納や物件の修繕など、不動産投資のリスクに備えるために手持ち資金をある程度残しておく必要があります。諸費用を支払ってもある程度の余裕を確保できるようになったら、いよいよ不動産投資の始め時と言えます。

質問者様は医師という社会的な信用が高い職業に就いているため、金融機関による融資は受けやすいはずです。しかし、無理な借り入れは禁物。借入額が増えると毎月の返済額が増え、大きな負担になるリスクが高まります。不動産投資を始めるときは、不動産投資ローンの返済シミュレーションを必ず確認し、無理のない返済計画を立てることが大切です。



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