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投資初心者が犯しがちな失敗3選

収入が安定してくると、投資に興味を持つ人もいると思います。

しかし、勉強もせずに飛び付くのは禁物。ビギナーズラックで儲かることもありますが、「自分は大丈夫」と過信してはいけません。

代表的な失敗例を3つご紹介しますので、自分はこのような投資の仕方をしていないか、振り返ってみましょう。

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①リターンに目がくらみ、ハイリスク商品へ投資する

投資をするなら、しっかり儲けたい。そう思うのは自然なことかも知れません。

とは言え、リターンばかりを気にして「将来を期待されている個別株へ投資したい」「値上がり率の良い商品なら間違いないだろう」と安易に投資してしまうと、予想していなかった損失を出してしまう可能性があります。 これは個別株だけではなく、FXや仮想通貨など「投機」的な投資にも言えることです。

例えば投資を始めたばかりのAさんは、ある株式が「半年後には2倍の株価になる可能性が高い」と聞いて、飛び付くように50万円投資しました。必ず儲けられるかのように思ってしまったのです。 しかし半年が経過すると、儲けが出るどころか、購入時より株価が下がり、投資した50万円は35万円ほどになってしまいました。

この先、この会社の株価が上がるかどうかは分かりませんが、損切り(損失覚悟で売却すること)の決断もできません。売却すると損失は確定、保有し続ければ、元に戻る可能性もさらに下がる可能性もあるという状況の中、どうすべきか決断できずにいます。

投資をするならまず、リターンとリスクの関係をきちんと理解してから始めましょう。

投資商品の価格は一定ではなく、社会情勢や会社の業績などにより、刻々と上がったり下がったりと変動します。 その価格の振れ幅の大きさを「リスク」と言います。 目の前にある危険性のことではなく、投資ではその価格の不確実性のことをリスクと呼ぶのです。

リスクが大きいと、価格が上がったときに大きなリターンを得られますが、反対にリスクが小さければリターンも小さくなります。つまり、リターンが大きい商品は、往々にしてリスクも大きいということなのです。

②影響力のある人の意見を鵜呑みにする

投資するならどの商品を購入したらいいのか。 投資に慣れていない人はとくに、この商品選びに大いに悩むことでしょう。

そんなときに参考にしがちなのは、投資のことをよく知っていると思われる金融機関の窓口や投資家として雑誌やインターネットに記事を出している人の意見です。

しかし、これらの人達の言葉を鵜呑みにすることは危険です。 例えば何に投資するか悩んで金融機関の窓口を訪ねたとします。 そこで勧められるのは比較的手数料の高い投資信託、というケースは珍しくありませんが、その投資信託の基準価額(1日1回決まる投資信託の値段)がシミュレーション通り確実に上がっていく訳ではありません。

また、金融機関に出向かなくても、インターネットや雑誌の情報を鵜呑みにする人もいます。

雑誌やwebメディアには、投資家として名前を聞いたことがある人への取材記事や、「これから伸びる●銘柄」などの特集が組まれていることもあります。そんな記事から銘柄を選定し投資したものの、確実に儲かるということはありません。

投資をするには人の意見を鵜呑みにせず、自分で学ぶことが大切なのです。他力本願では上手くいきません。

③無くなっては困るお金も投資に回す

投資は本来、余剰資金で行うものです。

普通ならそのことは十分に分かっているのですが、それでも投資をしたい衝動に駆られて、この先必要になるだろうお金を投資に回してしまう人もいます。

研修医のBさんは30万円ほどの貯金を元手に投資を始めましたが、途端に評価額がマイナスになってしまいました。 時間をかけて戻るのを待ちたいと思っていた矢先、事故に巻き込まれ車の修理代20万円ほど必要になる事態に・・・。

貯金のほとんどを投資に回しているため、予想外の出費をカバーできるキャッシュが手元にありません。評価損の状態で投資信託を手放したくはありませんが、支払いのために泣く泣く損失を覚悟で売却しました。貯金があればそれで何とかできたでしょうに、投資を優先しすぎた失敗です。

資産を増やす目的で投資をしているのに、売却したくないときに売却せざるを得ないのでは、投資をしている意味がありません。生活の万が一をカバーできる貯金、できれば1年分ほどの生活費をキャッシュで作ってから投資に取り組み始めるのがいいでしょう。

まとめ

この記事で紹介した3つ以外にも、初心者が陥りやすい失敗として「損失が気になって仕事に集中できなくなってしまった」「マイナスを取り返そうとして焦り、さらにマイナスを増やしてしまった」などが挙げられます。

投資に「絶対」はなく、他人が上手く導いてくれるものでもありません。 少しずつでも、自分で投資の考え方や商品の特徴について学び、自分なりの向き合い方を見つけていくことが、投資のリスクを低減する唯一の方法と言えるでしょう。

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